１：焼きゴムは、ホットプレスしますので熱と圧力に耐える素材のみとなります。約５％程の収縮がおきます。
２：液ゴムは常温で硬化させますので焼きゴムで製作できない素材も型が取れます。（耐久性は焼きゴムよりは劣ります）
３：ゴム型はいずれも永久ではありません。（形状等で劣化具合が異なります）
４：形状によっても耐久性が違います。
５：原型となる素材を問わず綺麗な状態でのご依頼をお願い致します。
６：軟らかい原型のＷＡＸ等はゴム切り作業により原則的には破損又は消失してしまいますのでご了承下さい。
７：同じ形状の物を１つのゴム型で複数取る場合は値段も倍になります。（例：２個の場合は１，５倍の価格）
８：液ゴムの硬化不良に関しては事前に予測が困難な為、硬化不良の際にも費用が掛かる事を前提の上で御注文下さい。型取りに使用したゴム型のサイズ分の費用を請求いたします。
安価な造型機の普及に連れ、硬化不良の造形物が増えておりますので御注意下さい。

※具体的な綺麗な状態とは、基本的にバフ粉等の付着物がなく。燻し(いぶし)をしていない状態です。

目に見えない状態のバフ粉等も製品の模様の縁に付着していたりしますので、しっかりと洗浄をした状態でのご依頼をお願い致します。洗浄が不十分な状態ですとゴム型にも跡が残りキャスト時に出てきます。

また、いぶしの製品はいぶし液がゴム型の成分と化学反応をしてしまう事があり、ゴム型作成自体が不可能な状態（半焼け）になったり、ゴム型作成ができた場合でもゴム型自体の寿命の短命化を招く事が御座います。

改めてゴム型の製作をご依頼する際には綺麗な状態の原型でご依頼をお願い致します。

★「ステンレスピン」を使用時には一律で２２０円（税込みを）追加請求いたします。（ビーズ等、筒状等・ピンが必要と判断したゴム型の形状）

＜液ゴムの硬化不良となる物質に関して＞

硬化阻害物質としては、硫黄、リン、窒素化合物、水および有機金属塩などを含む物質があげられます。

★硬化阻害物質の具体例
・有機ゴム（天然ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ＥＰＤＭ等の合成ゴム）
・軟質塩ビ樹脂、アミン硬化系エポキシ樹脂、ウレタン樹脂のイソシアネート類、ゴム粘土、油粘土、総合タイプのＲＴＶゴム（ＫＥ－４２、Ｋ－Ｅ４５、ＫＥ－６６、ＫＥ－１２、ＫＥ－１７、ＫＥ－１４０２など）
・一部のビニールテープ粘着材、接着剤、塗料（ポリエステル系塗料など）、ワックス類、ハンダフラックス、松脂など
※３Ｄ造形のＵＶ照射時間不足・角度的に光があたっていない部分による部分的な硬化不良が確認されております。同じ材質の造形でも硬化不良が発生いたしますので、ＵＶ照射時間の延長又は角度の変更等をすると問題ない事が確認できております。
部位としては光が当たりにくい石座の穴の側面部分が硬化不良の原因になりやすいです。
造形完成後に行う洗浄で洗浄液等が落ちておらず、化学反応による硬化不良の原因になる事も御座います。