◆ 金・銀・プラチナ キャスト ( 鋳造 ) 作業工程の流れ:ロストワックス精密鋳造 ◆
◆◆◆ キャスト ( 鋳造 ) 作業工程の流れ:ロストワックス精密鋳造 ◆◆◆
工程1:ゴム型の作成
お客様から戴いた原型を元に、ゴム型を作成します。お預かりした原型が
金属原型の場合は、焼きゴム・液ゴム
ワックス原型の場合は通常、液ゴムでの作成となります。
工程2:ワックスツリー作成
ゴム型から抽出したワックスを、検品、修正し、その後お客様ごとに分けてワックスツリーを作成します。
このとき、効率よく、スムーズに地金が流れるように職人たちが
センタースプルーと呼ばれるものにつけて行きます。
工程3:埋没
先ほど作成したワックスツリーを鋳枠にはめ込み、埋没材を静かに流し込みます。
埋没材は、攪拌機と呼ばれるもので混合し、一次脱泡、二次脱泡を経て真空脱泡します。
また、水温・水質を専用の層にて徹底管理しています。流し込んだ埋没材が硬化するまでは安置しておきます。
工程4:脱ロウ
前工程にて埋没した鋳枠を
各金属専用の焼成炉の中に順序良く並べていきます。(約30本の鋳枠が入る)
キャストの工程においては、良し悪しを決定する重要な工程の一つです。
工程5:キャスト(鋳造)
キャスト機で、先ほど前工程で脱ロウ・焼成された鋳型に地金を流し込みます。
キャスト機は、金・銀用キャスト機とプラチナ用キャスト機で分かれています。
画像のオレンジ色の部分が、溶解した地金の部分になります。
工程6:埋没材の除去
鋳造から出てきた鋳型を金属の性質により、「急冷」「徐冷」を行います。
徐々に埋没材を除去してゆき、その後ウォータージェットを使用し完全除去します。
その後、さらに酸洗いをすると各地金の色がきれいに出てきます。
ツリーになっている状態のものを一つ一つ切断していきます。
通常はここまででお渡ししますが、ご要望により仕上げをこちらで行うことも可能です。
工程6.5:研磨仕上げ
丁寧に磁気バレルの中に入れてゆきます。
バレルから取り出した後、湯口処理を行います。
そして最後は、職人の手によるバフ仕上げになります。
バフ仕上げが終わった後に、各製品が最もよい状態に仕上がっているかどうか
再度入念に検査します。
※こちらはキャストご依頼に追加オプションでのご依頼内容となります。