◆◆◆ キャスト ( 鋳造 ) 作業工程の流れ:ロストワックス精密鋳造 ◆◆◆
■ 井島貴金属精錬株式会社は JGMA:日本金地金流通協会 正会員の貴金属 地金商であり貴金属 素材加工企業です ■
創業 東京都 : 1939年12月15日
■ 井島貴金属精錬株式会社の東京本社工場は東京都の認可工場です。[ 認可番号:第70号 ]
■■ [ 工程:1~工程:7 ] キャスト鋳造の製作工程は以下の流れとなります ■■
工程:1 ゴム型の作成
お客様から戴いた原型を元に、ゴム型を作成します。お預かりした原型が
金属原型の場合は、焼きゴム・液ゴム
ワックス原型の場合は通常、液ゴムでの作成となります。
工程:2 ワックスツリー作成
ゴム型から抽出したワックスを、検品、修正し、その後お客様ごとに分けてワックスツリーを作成します。
このとき、効率よく、スムーズに地金が流れるように職人たちが
センタースプルーと呼ばれるものにつけて行きます。
工程:3 埋没
先ほど作成したワックスツリーを鋳枠にはめ込み、埋没材を静かに流し込みます。
埋没材は、攪拌機と呼ばれるもので混合し、一次脱泡、二次脱泡を経て真空脱泡します。
また、水温・水質を専用の層にて徹底管理しています。流し込んだ埋没材が硬化するまでは安置しておきます。
工程:4 脱ロウ
前工程にて埋没した鋳枠を
各金属専用の焼成炉の中に順序良く並べていきます。(約30本の鋳枠が入る)
キャストの工程においては、良し悪しを決定する重要な工程の一つです。
工程:5 キャスト(鋳造)
キャスト機で、先ほど前工程で脱ロウ・焼成された鋳型に地金を流し込みます。
キャスト機は、金・銀用キャスト機とプラチナ用キャスト機で分かれています。
画像のオレンジ色の部分が、溶解した地金の部分になります。
工程:6 埋没材の除去
鋳造から出てきた鋳型を金属の性質により、「急冷」「徐冷」を行います。
徐々に埋没材を除去してゆき、その後ウォータージェットを使用し完全除去します。
その後、さらに酸洗いをすると各地金の色がきれいに出てきます。
ツリーになっている状態のものを一つ一つ切断していきます。
通常はここまででお渡ししますが、ご要望により仕上げをこちらで行うことも可能です。
工程:7. 研磨仕上げ
丁寧に磁気バレルの中に入れてゆきます。
バレルから取り出した後、湯口処理を行います。
そして最後は、職人の手によるバフ仕上げになります。
バフ仕上げが終わった後に、各製品が最もよい状態に仕上がっているかどうか
再度入念に検査します。