刻印 貴金属製品の素材表示
ジュエリーの価値を見極める際に、最初に確認するのが刻印です。
刻印には、実に様々な種類があります。
貴金属の種類、その品位(純度)、国がその品位を補償したもの(財務省造幣局品位検定マークもしくは単に検定マーク、ホールマークと呼ぶ)、製造会社や販売ブランド、デザイナーのマーク、使用されている石の種類や量(ct)を表示したものなどです。
刻印は、品物の価値を見定める上で重要な情報が記されていますから、一般的な刻印は意味を知っている必要が有ります。
しかし中にはイミテーション(偽物)に本物の貴金属ジュエリーと同じ刻印が打ってあったり、オリジナル刻印で宝飾品の価値とは全く関係の無い場合もあります。
★刻印は、あくまでも1つの目安★と考えて下さい。
金・プラチナの見積や買取をする際には、刻印だけではなく様々な方法で真贋を確認する必要があります。
※当社では比重測定・最新のX線分析装置を使い品位の検査を行っています。
※ご注意下さい:もし!この刻印が打刻されてたら!!!
下記の刻印がある物はイミテーション・偽物・擬似品で貴金属製品ではありません。
GP・GF 刻印があるものは貴金属製品ではないので、お買取対象となりません。
[GP…金メッキ、GF…金張り]
※その他、メッキ・金張りetcの刻印
M,1M,3M,5M・1/10 ,1/20・GS・GEP・HGE・GR・RGP・SILVER G・SILVER F・sheffield silver
■品位誤認を誘う刻印
Pt100・P/S・PWG9・Pm・PM・アトK [例:18K]…これは、かなり悪質です。
以上の刻印が打たれているものは、貴金属製品ではないので、御買取対象外です。
★刻印チェックはお忘れなく!
金メッキ・金張り・買取基準に満たない物の鑑定料[X線検査代金600円税別]が発生した場合は御請求となりますので,刻印チェックは必ず行ってください。その旨、御了承・御同意下さい。
貴金属の刻印
金銀製品の品位証明制度は、1300年代にイギリスでエドワード一世が制定した品位証明が最初といわれています。
現在も貴金属を扱う会社では、慣習で品位証明記号をホールマークと呼ぶ事があります。これは、イギリスの金細工職人達のギルド本部であるGoldsmiths'Hall(ゴールドスミスホール)で品位証明記号が打刻されたことから、親しみを込めてホールマークと呼ぶようになり、現在もその慣習が残っているからだそうです。
日本では、1929年に造幣局の貴金属製品品位証明規則が定められ、国の検定がスタートしました。
日本の検定制度は任意なので品位表示のみの製品も沢山流通しています。
イギリスやフランスなど強制制度となっている国もあります。
現在の貴金属ジュエリーの品位を示す刻印は、世界的には千分率(750)で表すのが一般的で、造幣局の検定刻印も千分率表示です。
しかし日本の宝飾業界と一部歯科材は、昔からの慣習で金(Au)を24分率のカラット(Karat)で表示(K24,K18等)しています。
※プラチナとシルバーは、千分率でPt900やAg900(もしくはSv900)と表示します。
※金の品位(含有量)を示すカラット(Karat)と宝石重量のカラット(carat 1ct=0.2g)とは、スペルが異なります。イギリスではどちらもcaratと表示することもあるようです。
貴金属の刻印一覧表
※【835】【625】【500】の品位区分は平成24年4月以降に廃止されましたが、このホールマークが入った製品は、平成24年4月以降も品位が証明されたものとして扱えます。
貴金属の刻印一覧.pdf
24分率表示の純金含有率(%)は暗記してしまうのが一番早いのですが、あまり使わないと忘れてしまうものです。
その時には、例えば、K18は「18÷24×100=純金75%」、K14も同様に「14÷24×100=純金58.3%」という計算ができます。
逆に1000分率表示の刻印で24分率が判らないといった場合も「210×0.024=K5」と計算が出来ます。
★★★御注意事項★★★…利用規約の追加 2020/10/22
① 品位落ちに関して、検査測定の結果上記区分に満たないものは1ランク下以下の価格が適用になります。
※品位落ちの場合、複数個所(2~3 必要に応じてそれ以上)を検査測定しています。検査書はお渡しいたします。
例1:K18刻印があっても74.9%以下の検査測定された場合はリサイクル価格は1ランク下のK15の価格が適用されます。
②持込品が貴金属製品でなかったり品位が低く御買取対象にならなかった場合
その際は検査にかかった費用1サンプル700円税別(検査書付き)を御請求・差し引くこととなります。
例2:K18の刻印があっても検査測定の結果0%~37.4%の場合、製品買取の対象となりませんが、
検査測定に掛かった費用の検査代金700円税別(検査書付き)は御請求となります。
★★公正・公平を規すため御了承・ご同意ください。ご同意できない場合は製品買取は出来ません。★★
◆◆◆お支払いに関して◆◆◆
※製品買取の件数、買取検査数が多く混み合った場合
お支払い金額が50万円以上の場合、検査・振込みにお時間が掛る場合がございます。御了承くださいませ。
より厳密・厳格に![貴金属ジュエリー買取・貴金属製品買取]
公正・公平を規すための鑑定 …★最新機種導入★
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直接目の前で、確認・ご覧いただけます。…2Fフロア
★SPECTROCUBE 最新機器紹介(動画有り)
※測定時間は,従来装置 1サンプル90秒~100秒に比べ、
わずか 1サンプル 15秒~20秒で分析完了
※微小部位検査が求められる貴金属ジュエリー用専用装置で、
従来装置分析測定径 3mm/10mm に対し
0.2mm/1mm/1.2mm/2mm/4mm の分析測定径を誇り
より厳密・厳格に、公正・公平を規せます。
■貴金属ジュエリー買取・貴金属製品買取 ご依頼の場合
[ 宅配買取・店頭買取 ]
■検査工程 STEP 1~4
STEP 1. 目視で刻印を確認する。
STEP 2. 比重測定器で比重チェックをする。
STEP 3. 一点ずつX線装置で検査、品位チェック致します。
※ネックレスの場合、プレートと本体の2点チェック。
ロウ付けを伴う商品は全ての部位をチェック。
STEP 4. その後、最終検査として切断しX線装置で検査致します。
※31元素全て配分を検査チェック致します。
※エレクトロ・プレーティング加工商品は必ず切断し検査。
◆◆ 公正・公平を期すため [ 全数検査を行います ] ◆◆
※宅配・お持込いただいた御品物、すべて一点ずつ検査を行うため
お時間がかかる場合があります。
※検査のために商品の原型が、そこなわれますので、
その旨、御承諾・ご同意くださいませ。
また,買取基準に満たない物の鑑定料[X線検査代金700円税別]が
発生した場合は御請求となります。
★★ 御承諾・ご同意されない場合は査定・御買取出来ません ★★